# The Origins of DevOps: What's in a Name? > [!abstract] 概要 > Steve Mezak による2018年の記事。DevOps という語の起源を、[[Patrick Debois]] と [[Andrew Clay Shafer]] の2008年の出会いから、2009年の [[John Allspaw]]・[[Paul Hammond]] によるFlickr発表、同年のDevopsdays創設、2013年の『The Phoenix Project』出版までの時系列で辿る。[[@2026__mizzy.org__DevOpsとは何だったのか]] と主要な事実関係の多くが重なるが、2010年の米国初Devopsdays開催地や『The Phoenix Project』出版という後年の普及過程に関する記述を追加で含む。 ## 書誌情報 - タイトル: The Origins of DevOps: What's in a Name? - 著者: Steve Mezak - 公開日: 2018-01-25 - URL: https://devops.com/the-origins-of-devops-whats-in-a-name/ ## 主要主張 ### 2007年以前 — 収束する3つの潮流 - リーン生産方式(継続的改善・効率性を重視)、IT分野でのアジャイル開発、そして黎明期の継続的インテグレーションツール群という3つの潮流が収束し、DevOps誕生の土壌となった。 ### 2007〜2008年 — Patrick Deboisの問題意識 - ベルギー人コンサルタントの [[Patrick Debois]] は、データセンター移行業務で開発チームと運用チームの摩擦を経験していた。 - 2008年のAgile Conference(トロント)で [[Andrew Clay Shafer]](本記事表記: Andrew Schafer)が「Agile Infrastructure」というBoF(Birds of a Feather)セッションを企画したが、参加したのはDebois一人だった。二人はその後 Agile Systems Administrator Google グループを立ち上げた。 ### 2009年 — Flickrの発表 - Flickrの技術運用担当SVPだった [[John Allspaw]] と、同社エンジニアリング部門ディレクターの [[Paul Hammond]] が、O'ReillyのVelocity Conferenceで「10+ Deploys per Day: Dev and Ops Cooperation at Flickr」を発表した。本記事はこれを「歴史的にDevOpsの画期(seminal moment)とみなされている」と位置づける。 - Deboisはこの発表をビデオストリームで視聴し、その後ベルギー・ゲントで最初のDevopsdaysを立ち上げ、DevOpsという語を正式に導入した。 ### 2010年 — 米国初のDevopsdays - 米国初のDevopsdaysがカリフォルニア州マウンテンビューで開催された。 ### 2013年 — 『The Phoenix Project』 - [[Gene Kim]]・[[Kevin Behr]]・[[George Spafford]] が、DevOpsの概念を普及させたビジネス小説『The Phoenix Project』を出版した。 ### DevOpsの位置づけ - 本記事はDevOpsを「明確に定義された到達点ではなく、旅、あるいは志向」であるとし、リーン生産方式の継続的改善という哲学を反映していると位置づける。 ## 抽出した実体候補 - [[Gene Kim]](新規) - [[Kevin Behr]](新規) - [[George Spafford]](新規) - [[Paul Hammond]](新規) - [[Patrick Debois]](既存ページ更新) - [[Andrew Clay Shafer]](既存ページ更新、本記事表記は "Andrew Schafer") - [[John Allspaw]](既存ページ更新) ## 統合メモ - [[DevOps]] の横断的知見に、Velocity 2009発表者としての [[Paul Hammond]] の追加、および2013年『The Phoenix Project』によるDevOps概念の一般化(ビジネス小説という形態での普及)という観点を追記できる。 - 本記事は [[@2026__mizzy.org__DevOpsとは何だったのか]] と起源の事実関係(Debois・Shafer・Allspaw・Devopsdays)がほぼ一致しており、独立ソースによる裏付けとして機能する。相違点は年号レベルでは見られず、むしろ2010年の米国初開催地・2013年の書籍出版という後年の普及経路を補完する。 ## 出典 - https://devops.com/the-origins-of-devops-whats-in-a-name/