# Foreword I
> [!abstract] 概要
> [[Mark Burgess (SRE)|Mark Burgess]] による Foreword I。SRE Workbook を、第一作 [[SRE Book]] の原則をより広い読者に向けて実践・ケーススタディ・非形式的指針へ展開する続編として位置づける。中心語彙は「約束」であり、SLO・期待・サービスレベルを明確にし、メトリクスとバジェットで継続評価し、オンコールと自律性の保護で約束を修復する、という本書全体の読み筋を提示する。
## 書誌情報
- 書名: The Site Reliability Workbook
- 章: Foreword I
- 著者: [[Mark Burgess (SRE)|Mark Burgess]]
- 出版: O'Reilly Media / Google, 2018 年
- URL: https://sre.google/workbook/foreword-I/
## 主要主張
- SRE Workbook は、第一作が示した Google SRE の歴史と原則を前提に、直接経験・ケーススタディ・実践ガイダンスを提供する続編である。
- SRE の中心は、ユーザー向けサービスが負う「約束」を明確化し、その約束をメトリクスと予算制約で継続評価し、破れた約束を迅速に修復することにある。
- 人間・コンピュータ系はビジネスの外から飛来する異物ではなく、ビジネス目的の内側から生じる。したがって SRE は技術だけでなく、人間・組織・依存関係の安定性を扱う。
- 自動化は人間を不要にしない。むしろスケールが大きくなるほど、人間の必要性と自律性をどう守るかが重要になる。
## 既存 SRE Book との関係
本序文は [[@2016__OReilly__SRE Book - Foreword]] の Mark Burgess による問題意識を継承するが、第一作の「推論の文書化」から、第二作の「約束を実装する実践」へ焦点を移す。[[サービスレベル目標]] と [[エラーバジェット]] は、ここでは単なるメトリクス技法ではなく、サービスがステークホルダーに対して何を約束するかを継続評価する枠組みとして読める。
## 抽出した概念候補
- 約束としての SLO
- 人間・コンピュータ系
- 自動化と人間の自律性
- バジェット制約による約束評価
## 抽出した実体候補
- [[Mark Burgess (SRE)|Mark Burgess]]
- [[SRE Workbook]]
- [[Google]]
- [[O'Reilly Media]]
## 統合メモ
- [[SRE]] の横断的知見に「SRE Workbook は SRE を約束の設定・評価・修復として再読する」という観察を追加できる。
- [[自動化のアイロニー]] には「自動化は人間を消すのではなく、人間の必要性を再主張させる」という Foreword I の観点を接続できる。
- [[SRE Book]] には The Site Reliability Workbook を独立 entity/source 群として明示的に接続するとよい。
## 出典
- https://sre.google/workbook/foreword-I/