# Target アメリカの小売業者で、北米で約2,000店舗のスーパーマーケットを展開する。クラウドサービス事業者ではない、いわゆるエンタープライズ企業における代表的なSONiC採用事例として、2022年10月開催のOCP Global Summit 2022でCraig Janssen(Target Corporation)が発表した。(Source: [[@2025__Gihyo__実践SONiC入門 - Chapter 2 SONiCの機能とユースケース]] ch.2 §2.2.3) Targetは2020年にSONiCの利用を決定した。それまでSONiCのユースケースはデータセンターが中心であり、キャンパスLAN(店舗)への導入にあたって「キャンパスLANに必要な機能や機材ハードウェアの不足」「既存機器との機能差分」という課題に直面したが、2021年にはこれらを解決してパイロット導入を終え、2022年に広範囲な商用導入を実施した。SONiCは各店舗のIDF(中間配線盤)に配置され、無線LANアクセスポイント・プリンター・IP電話・セキュリティカメラなど、通信速度は低速で十分だが電力供給が必要な機器が接続される。そのため、1GbpsながらPoE(Power over Ethernet)に対応し、ファンレスで小型のスイッチハードウェアのサポートを進めた。他にも運用負荷低減のためZTPのDHCPオプション拡張やポートVLANの自動設定といった機能改善を実施し、既存機器との相互接続性のためスパニングツリープロトコル(STP)機能の改善やMCLAGなどの機能改善も行った。これらの機能改善はコミュニティ版SONiCへアップストリームされている。(Source: [[@2025__Gihyo__実践SONiC入門 - Chapter 2 SONiCの機能とユースケース]] ch.2 §2.2.3) ## 関連 - [[SONiC]] — 採用したネットワークOS - [[ホワイトボックススイッチ]] — 導入したハードウェア形態 - [[@2025__Gihyo__実践SONiC入門 - Chapter 2 SONiCの機能とユースケース]] ## 出典 - 海老澤健太郎, 『実践SONiC入門』, 技術評論社, 2025, 第2章 §2.2.3.