# Plato ## 概要 紀元前5〜4世紀の古代ギリシアの哲学者(前428/427年-前348/347年)。ソクラテスの弟子であり、アテナイにアカデメイア(Academy)を創設して[[Aristotle]]を含む多くの弟子を育てた。対話篇(dialogue)という形式で著作を残し、形相論(theory of forms)を中心に、知識・正義・魂・国家など広範な主題を論じた。 [[@2003__SEP__Episteme and Techne]] では、プラトンの episteme(知識)/technê(技術・技芸)概念が対話篇ごとに重なり合う複数の扱いを持つことが示される。technê は機能(*ergon*)によって個別化され、経験(*empeiria*)から「説明(account)を持つこと」「対象の福利を志向すること」の2点で区別される(『ゴルギアス』)。他方、episteme は『テアイテトス』『国家』を通じて形相を対象とする純粋な理論知へと傾斜していくが、それでも『国家』の「範型を見つめる画家」の比喩や『ティマイオス』のデミウルゴスの記述にみられるように、形相の知は technê(範型の模倣としての制作)と結びつき続ける。この理論への傾斜と技術との結合の両義性が、プラトンにおける両概念の最大の特徴とされる(→ [[エピステーメー]]・[[テクネー]])。 ## 関連 - 弟子: [[Aristotle]] - 対比: [[Xenophon]](episteme/technê を区別しない先行世代) ## 出典 - [[@2003__SEP__Episteme and Techne]]