# PAPI PAPI(Performance Application Programming Interface)は、ハードウェア性能カウンタデータを計測するための、広く知られた移植可能なフレームワーク。[[@2010__ICPPW__LIKWID : A Lightweight Performance-Oriented Tool Suite for x86 Multicore Environments]]によれば、アーキテクチャ固有の実装は他のソフトウェアに依存し、様々なプラットフォーム・アーキテクチャへの移植可能な性能メトリクスインタフェースの提供に重点を置く。主にライブラリとして使われることを意図し、小規模なコマンドラインユーティリティ集合も含む。2010年の同論文執筆時点でクラシック版(PAPI 3.7.2)と新主系統(PAPI 4.0.0)が存在し、いずれもautoconfベースのビルド構成を用いていた。 [[LIKWID]]との比較(同論文 Table I)では、PAPIはBlueGene・Cray XT3/4/5等HPC向け専用サポートを含む幅広いアーキテクチャ・OS(Linux・FreeBSD・Windows)をサポートし、PAPI-Cはファン回転数や温度など多様なデータの拡張・相関計測に対応する強みを持つ一方、プラットフォームに応じたカーネルパッチを要しインストールが煩雑になりやすい点、スレッド・プロセスピニングやマルチコア・uncore計測への明示的サポートを欠く点がLIKWIDとの対比として挙げられている。