# P. H. Winston
1984年に第2版が刊行された教科書 “Artificial Intelligence”(Addison-Wesley)の著者。Bruce Davie は同書を自身の本棚に残る1980年代の AI 関連書籍の一つとして紹介し、「まるで昨日書かれたもののように感じられる」と評する。
## 『ネットワークシステムについて語るときに我々の語ること』での参照
- 同書には1984年当時の「コンピュータにできること」の例として「極めて難解な微積分の問題を解く」が挙げられている。現代の LLM ベースのシステムでは基本的な算術計算でさえ手こずるように見えることと対比され、過去40年間の AI の進歩が見かけほど大したものではないかもしれないという論点の起点として引用される。(Source: [[@2026__LambdaNote__ネットワークシステムについて語るときに我々の語ること - Chapter 12 Looking Over The Fence (垣根をこえて)]] §12.4)
- Winston による AI の定義「人工知能とは、コンピュータを知的にするためのアイデアの研究である」は循環論法だと評される(知的とは何かをまず定義する必要があるため、Winston 自身もこれを認めている)。ただし Winston が続けて掲げた AI の二つの目標(「コンピュータをより便利にすること」「知能を可能にする原則を理解すること」)は、40年後の現在でも「知能とは何か」の議論に決着がついていない中で、著者らが「AI」の代わりに「機械学習」という語を好み、「コンピュータを役立つ道具にする」ことについて語ろうとする結論の直接の着想源になっている。(Source: [[@2026__LambdaNote__ネットワークシステムについて語るときに我々の語ること - Chapter 12 Looking Over The Fence (垣根をこえて)]] §12.4)
## 出典
- [[@2026__LambdaNote__ネットワークシステムについて語るときに我々の語ること - Chapter 12 Looking Over The Fence (垣根をこえて)]](§12.4)