# OCP Foundation
オープンコンピューティングハードウェア標準化団体。OCTC(中電標協 開放計算技術委員会)と共催で、アジア地域最大級の技術カンファレンスOCTS(Open Compute Tech Summit、2026年は7月9日に北京で開催、2019年から数えて7年目)を主催する。会員700社超、認定製品の全世界導入額は約3,000億ドル規模に達し、地域別で中国は第2位。
## スコープの「grid to chip」への拡張
- George Tchaparian CEOは「サーバ、スイッチ、ストレージ等のハードウェア提供者にとどまることはできない」と述べ、技術スコープにファシリティ・物理インフラ・ITインフラ・OTインフラ、そしてシステム管理を追加した。「ソフトウェアでLinux Foundationを追随するのではなく、ハードウェアに近いファームウェアをOCPの内側に持ち込む」方針を示す。(Source: [[@2026__SpeakerDeck__AIインフラの最新技術動向 2026 — 中国OCPコミュニティから読み解く6つの技術トレンド]])
## GW-Scale Open AIDC v1.0
- OCTS 2026最大の成果物として、17団体が共同執筆したGW級AIDC(AI Data Center)のリファレンスアーキテクチャ(製品説明ではない)を発表。基盤インフラ層・IT設備層・ネットワークと高速相互接続層・統一運用管理層の4層構成を、開放・高効率・グリーン・スマートの4つの柱が貫く。「GW級の競争力は単点のピーク性能ではなく、システム級の信頼性・保守性・エネルギー効率・持続可能性に依存する」とする。(Source: [[@2026__SpeakerDeck__AIインフラの最新技術動向 2026 — 中国OCPコミュニティから読み解く6つの技術トレンド]])
## MRC Specification 1.0 の標準化主体
- 2026-03-21 に AMD・Broadcom・Intel・Microsoft・NVIDIA・OpenAI の共同貢献として [[MRC]](Multipath Reliable Connection)仕様 Revision 1.0 を OWFa 0.9 ライセンスのオープン仕様として発行した。標準化主体としては Ultra Ethernet Consortium(Linux Foundation傘下)による UET(Ultra Ethernet Transport)と対比され、UET がクリーンスレートの新トランスポートを目指すのに対し、OCP の MRC は既存 RoCEv2 資産を流用する production-oriented な限定仕様という位置づけの違いがある。公式GitHubリポジトリ(opencomputeproject/OCP-Multipath-Reliable-Connection)で libmrc の API ヘッダやサンプルを BSD-2-Clause で公開する一方、フル実装は2026年6月時点で非公開(NDA が必要)とされる。(Source: [[@2026__SpeakerDeck__Multipath Reliable Connection (MRC) 大規模AI学習ファブリックのためのマルチパスRoCEv2拡張トランスポート]])
## 関連
- ソース: [[@2026__SpeakerDeck__AIインフラの最新技術動向 2026 — 中国OCPコミュニティから読み解く6つの技術トレンド]] / [[@2026__SpeakerDeck__Multipath Reliable Connection (MRC) 大規模AI学習ファブリックのためのマルチパスRoCEv2拡張トランスポート]]
- 関連組織: [[China Mobile]]
- 概念: [[AIスーパーノード]] / [[MRC]]