# Norman F. Schneidewind
(1928–2015) Naval Postgraduate School 情報科学部ソフトウェア工学グループ名誉教授、IEEE フェロー。UC バークレーで電気工学の博士号を取得後、Hughes Aircraft で航空機搭載コンピュータの研究を経て、1971 年に Naval Postgraduate School の学科長の依頼で米海軍のソフトウェア品質研究に着手した。(Source: [[@2019__arXiv__The First 50 Years of Software Reliability Engineering - A History of SRE with First Person Accounts]])
## 主要な貢献
**Schneidewind 信頼性モデル**: NASA がスペースシャトルのソフトウェア信頼性予測に使用し、Naval Surface Warfare Center も各種システムへの信頼性予測に採用した。ANSI および AIAA から推奨実践(Recommended Practice)として認定された。
**SRE という用語の確立時期の証言**: 「ソフトウェア信頼性」の概念は 1969 年の NATO 会議で議論されたが、「SRE」という用語と実践が成立したのは 1975 年であると証言。
**Jelinski-Moranda モデルとの同時期の開発**: 1971 年、Jelinski と Moranda が米海軍 NTDS(Navy Tactical Data System)向けにサンディエゴでモデルを開発するのと同時期に、Schneidewind も独立して信頼性研究を進めた。
**モバイルデバイス向け信頼性チュートリアル(2008)**: IEEE/AIAA 信頼性推奨実践をモバイルデバイスへ拡張したチュートリアルを ISSRE 2008 で発表。Symbian OS 搭載スマートフォン 25 台・14 ヶ月間の障害データを収集・分析し、カーネル例外の 56% がメモリアクセス違反に起因することを示した。
**SMERFS ツールの開発**: Naval Surface Warfare Center とともに統計的信頼性関数のモデリング・推定ツールを開発した。
## インタビューから得られた知見(Cusick 2006, 2019)
- 「我々はソフトウェア障害が確率論的プロセスとして扱えると仮定した。入力空間とプログラム空間が巨大であるため、故障の発生はランダムなプロセスとみなせる」
- 初期の最大の課題は業界の受容であった。「請負業者は自社のソフトウェアは失敗しないと言い張った」
- モバイルアプリ向けの挙動はまさに「疲弊(wear out)」に似たソフトウェアの過負荷現象である(NTDS でも確認)
## 関連
- 主要ソース: [[@2019__arXiv__The First 50 Years of Software Reliability Engineering - A History of SRE with First Person Accounts]]
- 関連人物: [[John Musa]] / [[Martin L. Shooman]] / [[James J. Cusick]]
- 関連組織: [[ISSRE]] / Naval Postgraduate School / NASA