# Michael S. Mahoney プリンストン大学の科学史・技術史家。計算機科学の歴史、とりわけ計算機産業の発展と「ソフトウェア危機」の起源を専門とする。 ## このソースでの役割 [[@1990__CWIQuarterly__The Roots of Software Engineering]] の著者。1950–1970年の計算機産業史を対象とする進行中の研究(Alfred P. Sloan Foundation 助成)の一部として、1967年に「ソフトウェアエンジニアリング」という語がなぜ・どのように必要とされたかを歴史的に跡づけた。方法論として、R.W. Hamming の「実践の文脈を追う歴史記述」の呼びかけと Thomas Kuhn のパラダイム論(実践と文献は一致しない)を採用し、当時の実務家が書いたものだけでなく行ったことから当時の思考を再構成しようとする立場を取る。ソフトウェア工学の議論の背後にある借用モデル(Taylor の科学的管理法、Ford の組立ライン)を検討し、「ソフトウェア工学はその起源からあまり進んでいない」という結語に至る。(Source: [[@1990__CWIQuarterly__The Roots of Software Engineering]]) ## 関連 - source: [[@1990__CWIQuarterly__The Roots of Software Engineering]] - concept: [[ソフトウェア工学の起源]] / [[ソフトウェア危機]] ## 出典 - Michael S. Mahoney, "The Roots of Software Engineering", *CWI Quarterly* 3, 4 (1990), 325–334.