# Matt Blaze
## 概要
Matt Blaze は計算機セキュリティ研究者で、ピンタンブラー式のマスターキー方式に対する攻撃(1本ずつのピン位置を総当たりしてマスタービッティングを割り出す手法)を、鍵師の間で以前から知られていた手口をもとに改良し公表した。この攻撃はピンスタックに追加のミドルピンを持たせてマスターキーが全ドアを開けられるようにする一般的な設計を悪用するもので、数十回の試行でマスターキーを再現できる(Source: ch.13 §13.2.4)。
公表直後、鍵師コミュニティから「誰でも知っていることなのに公表するとは間抜けだ」「危険すぎて公表すべきでない」という趣旨の抗議メールが殺到したと本人が述べている(Source: ch.13 §13.2.4 脚注)。本書の Further reading では、バンピング関連の進展を追う情報源として TOOOL グループ・Marc Weber Tobias とともに Blaze の名が挙げられており、金庫破り(safecracking)についても著作があるとされる(Source: ch.13 Further reading)。
## 関連
- [[@2020__Wiley__Security Engineering 3e - Chapter 13 Locks and Alarms]] — マスターキー攻撃の公表者として言及
## 出典
- Ross Anderson, *Security Engineering: A Guide to Building Dependable Distributed Systems*, 3rd Edition, John Wiley & Sons, 2020, Chapter 13, §13.2.4, Further reading.