# LiX [[LinkedIn]] 社内の実験・ターゲティングフレームワーク。「治療(treatments)」という概念に基づき、実験によって誰が影響を受けるのかをかなり細かい粒度で指定できる。セレクタ(selectors)と呼ばれる仕組みで LinkedIn メンバーのセグメントを絞り込み、一人ひとりのメンバーから米国に住む英語話者全員まで、全メンバーのうちの特定のパーセンテージに達するまで指定できる。独自の UI 経由で絞り込みを行える API を提供し、必要に応じて実験を止められる緊急停止ボタンも備える。(Source: [[@2022__OReillyJapan__カオスエンジニアリング - Chapter 7 LinkedIn メンバーに対して配慮すること]] §7.4.2) [[LinkedOut]] は Rest.li のフィルタチェーンに設けた障害発生フィルタを通じて LiX と連携し、ターゲティングを行う。LiX フレームワーク自体は実際の LinkedIn メンバーを対象とすることもできるが、LinkedOut は意図的に UI を通じてターゲティングを LinkedIn の従業員に限定している。ターゲティング UI の設計にあたっては、2018年のハワイ核ミサイル誤報事件(テスト用アラートと本物のアラートのリンクが同じドロップダウンメニュー内に近接配置されていたことが誤操作を招いた)が、UI の明確さの重要性を示す教訓として引用された。(Source: [[@2022__OReillyJapan__カオスエンジニアリング - Chapter 7 LinkedIn メンバーに対して配慮すること]] §7.4.2) ## 関連 - [[@2022__OReillyJapan__カオスエンジニアリング - Chapter 7 LinkedIn メンバーに対して配慮すること]] — 一次資料 - [[LinkedIn]] — 開発元 - [[LinkedOut]] — LiX と連携してターゲティングを行う故障注入フレームワーク - [[ブラスト半径]] — セレクタによる影響範囲の絞り込みが関連する概念 ## 出典 - [[@2022__OReillyJapan__カオスエンジニアリング - Chapter 7 LinkedIn メンバーに対して配慮すること]] — Logan Rosen, 「LinkedIn メンバーに対して配慮すること」, Casey Rosenthal・Nora Jones 編『カオスエンジニアリング ― 回復力のあるシステムの実践』, オライリー・ジャパン, 2022, 7章.