# John Perry Barlow
## 概要
John Perry Barlowは、Electronic Frontier Foundation(EFF)の共同創設者であり、ロックバンドGrateful Deadの作詞家でもある。1994年、デジタル技術のもとでは複製の限界費用がゼロになるため「情報は自由を欲する(information wants to be free)」(彼自身はこの言葉をStewart Brandに帰している)という論考を発表した。書籍・CDのような物理的な情報の容器も、インターネットが国境を越えたファイル交換を可能にしたことで管轄権(jurisdiction)も、ともに消滅しつつあると指摘し、企業の法務部門が実務的効率性や社会的同意によってはもはや守れないものを力づくで守ろうとすることや、米国が著作権遵守を貿易条約に書き込もうとすることに警告を発した。彼は各業界に対し、情報化時代の性質に沿ったビジネスモデルを開発するよう呼びかけた。自身が属するGrateful Deadは1970年代からファンによる録音・テープ交換を許容し、それによってスタジアム規模の集客力を持つバンドの一つになった実例を提示し、他業界にもライブ演奏やサービスの提供を軸としたモデルを探るよう提案した。(Source: [[@2020__Wiley__Security Engineering 3e - Chapter 24 Copyright and DRM]] ch.24 §24.2.2)
## 関連
- 概念: [[DRM(デジタル著作権管理)]](彼の予測は2010年代の音楽産業のサブスクリプション化・ライブ回帰として的中した)
- ソース: [[@2020__Wiley__Security Engineering 3e - Chapter 24 Copyright and DRM]]
## 出典
- Ross Anderson, *Security Engineering: A Guide to Building Dependable Distributed Systems*, 3rd Edition, John Wiley & Sons, 2020, Chapter 24, §24.2.2.