# Jim Gray ## 概要 Jim Gray(1944–2007、2012 年に法的に死亡宣告)は、トランザクション処理、データベースシステム、耐障害コンピューティング、並列データベースの分野で先駆的な業績を残した計算機科学者である。[[Tandem Computers]]、IBM、DEC(Digital Equipment Corporation)、[[Microsoft]] などに在籍した。1998 年にトランザクション処理の独創的研究とシステム実装におけるリーダーシップで ACM チューリング賞を受賞した。 本 wiki では以下の 2 論文の著者として登場する。 **[[@1985__Tandem__Why Do Computers Stop and What Can Be Done About It]]** では、商用耐障害システムの障害統計を初めて体系的に分析し、ソフトウェアと運用が障害の主因であることを定量的に示した。Bohrbug/Heisenbug の概念を広め、永続プロセスペアとトランザクション機構の組合せによるソフトウェア耐障害性の設計論を確立した。トランザクションの ACID 特性の定式化にも貢献した。 **[[@1992__CACM__Parallel Database Systems The Future of High Performance Database Systems]]**([[David DeWitt]] との共著)では、シェアードナッシング並列データベースの基礎概念——スピードアップ・スケールアップ・3 脅威(startup/interference/skew)・3 種パーティショニング——を体系化した。1992 年時点で DEC San Francisco Systems Center に在籍(住所: 455 Market Street, 7th Floor, San Francisco CA 94105-2403、メール: [email protected])。研究支援は IBM・NCR・Tandem・Intel Scientific から受けた。