# IBM Blue Gene/L
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## 概要
IBM Blue Gene/Lは、2005年時点でwww.top500.orgにより世界最大・最高性能と認定されたスーパーコンピュータである。65,536個のデュアルプロセッサ計算ノードと1024個のI/Oノードを持ち、ピーク性能360TFLOPSを約2500平方フィートの設置面積で達成した。主相互接続網は32×32×64の3Dトーラス(独自SAN)であり、各ノードスイッチは近傍トーラスノードへの6本の350MB/sec双方向リンクを持つ。virtual cut-through switching、4本の仮想チャネル、バブルフロー制御に基づく完全適応ルーティングを実装し、リンククロック700MHzの両エッジを使うことで1.4Gbps(175MB/sec)の転送速度を各ビットシリアルリンク方向ごとに実現する。(Source: [[@2019__MorganKaufmann__Computer Architecture - A Quantitative Approach - Appendix F Interconnection Networks]] §F.8)
ノード数が極端に多いという制約から、fat treeのようなリンク長が段数に応じて増大するトポロジではなく、短い配線で済む3Dトーラスが選ばれた。障害許容のため、故障を含むミッドプレーンノードボードをバイパススイッチボードで切り離す仕組みを持ち、トポロジ構造とルーティングアルゴリズムを保持したまま縮退運転する。3Dトーラス以外に、バリア同期・ブロードキャスト/マルチキャスト用のツリー網2本、診断・デバッグ・初期化用の制御網、I/O用のGigabit Ethernet網を合わせて計5つの相互接続網を実装しており、単一の汎用網では担いきれない機能をドメインごとに専用網へ分離する設計思想を体現する。(Source: §F.7, F.8)
## 未解決の問い
- 本entityは2019年出版の原本記述(2005年時点のデータ)に基づき、2010年代以降のBlue Gene系列の後継機(Blue Gene/P・Q)や、同時代のfat tree系HPCクラスタとの性能比較は含まない。
## 関連
- 概念: [[相互結合網]]
- ソース: [[@2019__MorganKaufmann__Computer Architecture - A Quantitative Approach - Appendix F Interconnection Networks]] §F.7, §F.8