# EngPlay ## 概要 [[g3doc]] を手順書(ランブック)専用に派生させた、Google社内の手順書一元ホスティング基盤。g3docより弾力性(resilience)が高く、サービス障害が発生した場合でもコンテンツが利用できることを保証するよう設計されている。極めて高い信頼性というニーズのため、Piper内で独自の専用パスを用いる独立ジョブとして機能し、その分g3docと比べて機能は制限される。バックエンドはg3docと共通のサーバー(EngDoc)を使う。(Source: [[@2021__OReillyJapan__SREの探求 - Chapter 19 ドキュメント作成業務の改善:エンジニアリングワークフローへのドキュメンテーションの統合]] §19.2.1) ## 追加機能 - 個々のアラートに独自のドキュメンテーションページがあり、モニタリング設定から生成されたアラートをツールが自動的に手順書エントリと比較し、文書化されていない、または対応するアラートが欠落しているアラートには警告を出す。 - 想定されたURLでページが見つからない場合、正しいURLの候補を最少主義の仕組みでチェックして発見可能性を高める。 - 変数をサポートし、モニタリングから得られる情報(アラートを生成したジョブのID・影響を受けるクラスタのID・システムの現在の状態を反映するライブグラフ等)でドキュメンテーションページを動的に調整できる。 (Source: [[@2021__OReillyJapan__SREの探求 - Chapter 19 ドキュメント作成業務の改善:エンジニアリングワークフローへのドキュメンテーションの統合]] §19.2.1) ## 導入の実例(Stas Miasnikoŭの体験談) EngPlayへの移行は当初停滞していた(6か月で移行率10%)が、開発理由・メリット・移行方法を説明する基本的なドキュメントを作成したところ、個人的な説明の会話がほとんど不要になり、3か月で移行率が6倍(30%増)になった。(Source: [[@2021__OReillyJapan__SREの探求 - Chapter 19 ドキュメント作成業務の改善:エンジニアリングワークフローへのドキュメンテーションの統合]] §19.4) ## 関連 - [[g3doc]]: 汎用版の姉妹プラットフォーム - [[Google]]: 開発・運用組織 - [[Stas Miasnikoŭ]]: 導入促進の体験談を提供 - [[ダッシュボードとランブックの運用]]: 手順書運用の一般論との接続 ## 出典 - Ríona MacNamara、Shylaja Nukala 他, 「ドキュメント作成業務の改善:エンジニアリングワークフローへのドキュメンテーションの統合」, David N. Blank-Edelman(編)『SREの探求』, オライリー・ジャパン, 2021, 19章 §19.2.1, §19.4.