# Curtiss-Wright Corporation ## 概要 バッファローに拠点を置いた米国の航空機メーカー。第6章では、大口の軍用戦闘機受注を機に1937年に開始した沈頭リベット接合の研究が事例として扱われる。主任技術者 Don Berlin と生産設計技術者 Peter Rossman は、1939年3月に SAE(Society of Automotive Engineers)へ発表した論文で研究成果を報告した。Douglas とは対照的に、板を先にディンプリングしてからリベットを挿入する「プレディンプリング(predimpling)」方式を選び、頭部角度も Douglas の100度ではなく従来の78度を維持した(ただし頭の高さを標準より低く抑えることでディンプル成形時の割れを回避した)。また、Douglas が採用した頭頂部の定径追加部分についても、板との間に望ましくない隙間ができるとして明確に却下した。著者は、この事例を通じて「技術的な問題に唯一の正解はない」ことを示している。(Source: [[@1990__JohnsHopkins__What Engineers Know and How They Know It - Chapter 6 Design and Production - The Innovation of Flush Riveting in American Airplanes, 1930-1950]], p.180-183) Curtiss-Wright はまた、大量受注に対応するため沈頭リベット接合の各工程に要する時間を詳細に調査し、量産コストの見積もりと工程改善の見通しを立てた最初期の企業の一つでもあった。(Source: 同上, p.183) ## 関連 - 実体: [[Douglas Aircraft Company]] / [[Vladimir Pavlecka]] - ソース: [[@1990__JohnsHopkins__What Engineers Know and How They Know It - Chapter 6 Design and Production - The Innovation of Flush Riveting in American Airplanes, 1930-1950]] ## 出典 - Walter G. Vincenti, *What Engineers Know and How They Know It*, The Johns Hopkins University Press, 1990, Chapter 6, pp. 180-183.