## 概要 Circonus は、モニタリングおよびテレメトリ分析に関わる企業である。ヒストグラム型メトリクスによるレイテンシ SLO 計算の実装候補として、HDR Histogram Metric、IRONdb、`libcircllhist` などを開発・推進している。創業者は [[Theo Schlossnagle]] であり、[[ヒストグラムメトリクス]] 概念が記録する「circllhist(Schlossnagle @ Circonus 2013)」という実装系譜の起点にあたる。Schlossnagle は『SREの探求』21 章で、ヒストグラムによるレイテンシ分布分析を SLO 設計の科学的側面として論じており、同社が 2019 年の SREcon で発表した具体的な実装(Hartmann・Moyer)は、この章が示す概念的基盤(PDF・CDF・分位関数・ヒストグラム)を土台にしたものと位置づけられる(Source: [[@2021__OReillyJapan__SREの探求 - Chapter 21 サービスレベル目標の技法と科学]])。 SREcon19 では、CSO の [[Heinrich Hartmann]] が EMEA、Developer Evangelist の [[Fred Moyer]] が Americas でそれぞれ "Latency SLOs Done Right" を発表し、パーセンタイル平均化の誤りとヒストグラムによる正しい SLO 計算を展開した (Source: [[@2019__SREcon19 EMEA__Latency SLOs Done Right]], [[@2019__SREcon19 Americas__Latency SLOs Done Right]])。 ## 主要ソフトウェア - **libcircllhist** (C): ログリニアヒストグラムの参照実装。`github.com/circonus-labs/libcircllhist` - **circonusllhist** (Go): Go 向け実装。`github.com/circonus-labs/circonusllhist` - **IRONdb**: スパース符号化ヒストグラムをネイティブサポートする時系列データベース。 ## 関連ソース - [[@2019__SREcon19 Americas__Latency SLOs Done Right]]: レイテンシ SLO の実装方式として、ログ、しきい値別カウンタ、ヒストグラムメトリクスを比較 (Fred Moyer)。 - [[@2019__SREcon19 EMEA__Latency SLOs Done Right]]: 同内容の EMEA 版 (Heinrich Hartmann)。 - [[@2021__OReillyJapan__SREの探求 - Chapter 21 サービスレベル目標の技法と科学]]: 創業者 Theo Schlossnagle による、SLO の技法と科学(可用性計測方式・PDF/CDF/分位関数・ヒストグラムによるレイテンシ分析)の解説。 ## 関連 - [[Heinrich Hartmann]] - [[Fred Moyer]] - [[Theo Schlossnagle]] - [[ヒストグラムメトリクス]] - [[テレメトリ]]