# Chad Fowler エンジニア、BlueYard の CTO。ブログ記事「The Deletion Test」で、「全ソースコードを消したら何を失うか」という思考実験を提案した。「コードを消せない」という恐れの正体は、必要な挙動・許容できない失敗・守るべき不変条件・正しさの判定基準・意図的なバグ修正のいずれも把握できていないという「評価の問題」であって「コードの問題」ではないと論じ、問いを「どうすればより安全なコードを書けるか」から「コードを安全に置き換えられるためには何が存在すべきか」へ再設定した。コードが唯一の知識の置き場所であるときにコードは貴重になる、という指摘は、*Observability Engineering* 第2版最終章(第32章)の中心比喩「コードのキャッシュ化」の出発点として引用される。 別のブログ記事では、「フレッシュなコード」への不快感は理解できるが的外れであり、人々が実際に恐れているのは検知されない挙動変化・性能劣化・セキュリティ退行・静かなドリフトであって、コードの新しさそのものではないと論じた。安定した契約・強固な評価・継続的モニタリング・明確なロールバック経路を備えたシステムは非常にフレッシュなコードを安全に許容できるが、それらを欠くシステムは10年物のコードであっても危険だと述べている。(Source: [[@2026__OReilly__Observability Engineering 2E - Chapter 32 Where Do We Go From Here?]]) ## 関連 - 概念: [[コードのキャッシュ化]] - ソース: [[@2026__OReilly__Observability Engineering 2E - Chapter 32 Where Do We Go From Here?]]