# CRAY-1 [[Cray Research]] が [[Seymour Cray]] の設計で製品化したベクトル計算機である。1978 年時点で ERDA のクラス VI 要件(毎秒 2,000 万〜6,000 万回の浮動小数点演算)を満たす唯一の計算機とされた。 ## 主要諸元 - 円筒形筐体(基部の直径 103.5 インチ・高さ 19 インチ、カラムの直径 56.5 インチ・高さ 77 インチ)、24 シャーシ、1,662 モジュール(113 種)、入力電力約 115 kW、重量 10,500 ポンド(最大メモリ時)。Freon による冷却。 - クロック 12.5 ns、語長 64 ビット、12 個のパイプライン化された機能ユニット、8 本×64 要素のベクトルレジスタ、100 万語(64 ビット+検査 8 ビット)・16 バンクの半導体主記憶。 - チェイニングでベクトル機能ユニットの結果を主記憶を介さず再利用する。短ベクトルでもスカラーより速い(損益分岐 2〜4 要素)。 ## 位置づけ - 第 1 世代の STAR 100 と ASC に対する第 2 世代のベクトルプロセッサ。 - 7600 の系譜を継ぎ、スカラーモードでも 7600 の 2 倍超速いと LASL の評価が結論した。 - 出荷先は Los Alamos Scientific Laboratory、NCAR、ECMWF。 ## 出典 - [[@1978__CACM__The CRAY-1 Computer System]]