# Bruce Schneier ## 概要 Bruce Schneier はセキュリティ研究者・暗号技術者。*Security Engineering* 第1章は彼の2つの定式化を引用する。1つは「セキュリティ・シアター(security theatre)」——安心の実態ではなく安心の感覚を作り出すために設計された対策——という概念で、9/11後の空港保安がTSAによる旅客スクリーニングのような可視性の高い対策を、操縦室ドア補強のような効果的だが目立たない対策より優先した事例を説明するために使われる。もう1つは「ハック(hack)」の定義——システムの規則が許すが、その設計者が意図・想定していなかった行為——で、税務弁護士による税法の抜け穴発見とブラックハットによるソフトウェア脆弱性発見を同型の現象として捉える枠組みを与える(Source: [[@2020__Wiley__Security Engineering 3e - Chapter 1 What Is Security Engineering?]] ch.1 §1.2, §1.7)。 ## 関連 - ソース: [[@2020__Wiley__Security Engineering 3e - Chapter 1 What Is Security Engineering?]] - 概念: [[セキュリティ工学の分析フレームワーク]] ## 出典 - Ross Anderson, *Security Engineering: A Guide to Building Dependable Distributed Systems*, 3rd Edition, John Wiley & Sons, 2020, Chapter 1, §1.2, §1.7.