# Andrew Clay Shafer
2008年、Agile 2008(トロント)で「Agile Infrastructure」というBoF(Birds of a Feather)セッションを企画した人物。反応があまりに少なく、本人自身も自分のセッションに現れなかったが、唯一参加した [[Patrick Debois]] と後に廊下で話し込み、Agile Systems Administrationグループを共同設立した。この出来事が [[DevOps]] の源流の一つとされる。(Source: [[@2026__mizzy.org__DevOpsとは何だったのか]])
[[@2018__devops.com__The Origins of DevOps - What's in a Name]]では "Andrew Schafer" という表記で同一の逸話が語られており、独立ソースによる裏付けとなっている。(Source: [[@2018__devops.com__The Origins of DevOps - What's in a Name]])
『ウェブオペレーション』巻末の寄稿者紹介によれば、ハイパフォーマンスコンピューティング・計算科学・組み込み開発・ウェブアプリケーション・アジャイル方法論を経験しており、Reductive Labs の共同設立者として Puppet などのツールを使ったインフラ構築の普及に携わっていた。専攻は数学だが、ツールやプロセスと人との相互関係に関心を持つと自ら述べている。(Source: 『ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック』寄稿者紹介)
## 『ウェブオペレーション』16章「アジャイルインフラストラクチャ」
2011年、『ウェブオペレーション』16章を執筆した。開発者から運用者に転向した経験を踏まえ、あらゆる技術の問題は人の問題であるという立場から、開発者と運用者を隔てる「混乱の壁」がウェブ以前から存在する組織的緊張であり、アジャイルの導入それ自体では解消されないと論じる。DevOpsの誕生に直接関わった当事者でありながら、章中で「DevOps」という語を使うのは「アジャイルインフラ・DevOps・リーンオペレーション・エクストリームシステム管理・インフラ2.0——名前は何だってよい。結果が重要だ」という1箇所のみで、他の呼称と並列させることで名前そのものの重要性を明示的に相対化している。(Source: [[@2011__OReillyJapan__ウェブオペレーション - Chapter 16 アジャイルインフラストラクチャ]] §16.1)
アジャイルソフトウェア開発の実践(バージョン管理・構成管理・監視・継続的統合・カンバンによる流れの管理)を運用へ適用する具体的な指針を示す一方、「ソフトウェア開発の考えがシステム管理に当てはまるとは思っていない。むしろ、当てはまるべきではないと思っている」と明言し、アジャイル手法の機械的な移植には距離を置く方法論的な立場を取る。(Source: [[@2011__OReillyJapan__ウェブオペレーション - Chapter 16 アジャイルインフラストラクチャ]] §16.2.1)