# VHH
## 概要
ラクダ科動物(アルパカ、ラクダ、ラマ等)が持つ重鎖のみで構成される特殊な抗体(重鎖抗体: heavy-chain antibody)の可変ドメイン(variable domain of heavy chain of heavy chain antibodies)。ナノボディ(nanobody)とも呼ばれる。
通常の哺乳類の抗体(IgG等)が重鎖(H鎖)と軽鎖(L鎖)の複合体であるのに対し、VHHは単一のドメイン(約12〜15 kDa)で抗原結合能を持つ。このため、遺伝子クローニングや単一リードの次世代シークエンシング(NGS)によって完全長アミノ酸配列を決定することが容易であり、大規模な抗体配列・結合データセットの構築に適している。
## 関連
- ソース: [[@2023__NeurIPS__AVIDa-hIL6 - A Large-Scale VHH Dataset Produced from an Immunized Alpaca for Predicting Antigen-Antibody Interactions]]
- 概念: [[抗原抗体相互作用予測]]
## 未編纂の観察
- [[@2023__NeurIPS__AVIDa-hIL6 - A Large-Scale VHH Dataset Produced from an Immunized Alpaca for Predicting Antigen-Antibody Interactions]] では、アルパカにヒトIL-6を免疫して得られた573,891件の抗原-VHHペアデータセット(AVIDa-hIL6)が構築され、機械学習による結合予測ベンチマークとして提供された。
## 未解決の問い
- VHHの単一ドメイン構造から得られた結合予測モデルは、重鎖・軽鎖のペアリングを伴うヒト通常抗体(IgG)の相互作用予測へどの程度転移可能か?