# SSD書き込み増幅 ## 定義 SSD 書き込み増幅は、ホストが書いた量に対し、SSD 内部でフラッシュへ実際に書かれる量が増える現象である。フラッシュ変換層(FTL)が、上書き不可という制約を隠すために、ガベージコレクションで有効ページをコピーし、ブロックを消去することで生じる。増幅はブロック消去回数を増やし、SSD の寿命を縮める。(Source: [[@2012__FAST__SFS - Random Write Considered Harmful in Solid State Drives]]) ## 未解決の問い - 上書きなし型ファイルシステムで、ファイルブロック単位のホットネスをデバイスへ伝えるインターフェース(TRIM 以外)は、どの程度の利得を持つか。 ## 未編纂の観察 - **書き込み増幅の大きさは、ファイルシステムの更新方針で 5 倍以上変わる**: 評価では、ログ構造化は FAST 方式で平均 1.1、ページ単位 FTL で 1.0 と低く、その場更新の ext4 は 5.3 と 2.8、btrfs は 2.8 と 1.2 だった。(Source: [[@2012__FAST__SFS - Random Write Considered Harmful in Solid State Drives]]) - **上書きなし型は書き込み増幅が低くても、消去回数が最大になりうる**: btrfs はコピーオンライトと断片化の管理による書き込み要求のため、SFS 比で最大 7.5 倍の消去を出した。書き込み増幅だけでは寿命を評価できない。(Source: [[@2012__FAST__SFS - Random Write Considered Harmful in Solid State Drives]]) - **ランダム書き込みが逐次書き込みに追いつくのは、要求サイズが SSD のクラスタ化ブロックの倍数にそろうとき(16〜32 MB)に限られる**: 4 KB のランダム書き込み性能は 3 機種で 2,500 倍以上ばらつくが、ログ構造化で整列させれば差が消える。(Source: [[@2012__FAST__SFS - Random Write Considered Harmful in Solid State Drives]]) ## 関連 - 概念: [[ゾーン名前空間SSD]] / [[ログ構造化ファイルシステム]] / [[ローカルファイルシステム実装比較]] - エンティティ: [[SFS (SSD向けファイルシステム)]] ## 出典 - [[@2012__FAST__SFS - Random Write Considered Harmful in Solid State Drives]]