# RED メソッド
## 定義
RED メソッド(Rate, Errors, Duration)は、トム・ウィルキー(Tom Wilkie)が考案したサービス指向のパフォーマンス監視メソドロジであり、一般にマイクロサービスアーキテクチャのクラウドサービスで使われる。「すべてのサービスで、要求率(request rate)・エラー(error)・処理時間(duration)をチェックせよ」に要約される。要求率は1秒あたりのサービス要求数、エラーは失敗した要求の数、処理時間は要求処理完了までの時間(平均だけでなくパーセンタイル等の分布統計量も含める)を指す。マイクロサービスアーキテクチャの図(通常は分散トレーシングツールが生成する)上で個々のサービスにこの3指標を当てはめてモニタリングする。要求率は「負荷かアーキテクチャか」の判別に使える初期の重要な手がかりで、要求率が安定なのに処理時間が伸びればアーキテクチャ(サービス自体)の問題、要求率も処理時間も上がれば負荷の問題と考えられる。RED メソッドは Grafana をダッシュボードとする Prometheus 向けの実装とともに開発された。(Source: [[@2023__OReillyJapan__詳解 システム・パフォーマンス 第2版 - Chapter 2 メソドロジ]] §2.5.10)
## 横断的知見
(このセクションは複数ソースの突き合わせで得られる知見を蓄積する。現時点では本概念に触れたソースが1件のため、蓄積を今後の ingest に委ねる。)
## 未解決の問い
- RED メソッドの「処理時間」パーセンタイルとして具体的にどのパーセンタイル(p95/p99/p99.9等)をアラート閾値に採用すべきかの一般的な指針は何か。
- USE メソッド(マシン視点)と RED メソッド(サービス視点)が矛盾するシグナルを出したとき(例: USE 指標は正常だが RED の処理時間だけが劣化)、どちらを優先してドリルダウンすべきか。
## 関連
- [[@2023__OReillyJapan__詳解 システム・パフォーマンス 第2版 - Chapter 2 メソドロジ]] — RED メソッドの原典解説(§2.5.10)。
- [[USE メソッド]] — マシン視点で補完するメソドロジ。
## 出典
- [[@2023__OReillyJapan__詳解 システム・パフォーマンス 第2版 - Chapter 2 メソドロジ]] §2.5.10