# ヌルのテトラレンマ
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## 定義
ヌルのテトラレンマとは、計算機科学の null と仏教の空を直接同一視するのではなく、龍樹の四句分別を用いて、人間/非人間、自然/人工、計算/非計算の二項対立を段階的に超えるための論理・展示・存在論の枠組みである。(Source: [[@2026__note__計算機自然からマタギドライヴへ - 自然の再審と脱人間知性的文明論の10年]])
## 論点
- 四句は、有、無、亦有亦無、非有非無として整理される。
- null^2 は人間かつ非人間の第三句に関わる空間として位置づけられ、最終的には人間/非人間の二項対立を超える第四句へ向かう。
- [[批判的デジタルネイチャー]]では、肯定、否定、矛盾の引き受け、二項対立の超克という批判の構造として再利用される。
## 横断的知見
- 現時点では単一ソースからの概念立ち上げである。今後、仏教論理学、矛盾許容論理、メディアアート展示、計算機科学における null の意味論を分けて検討する必要がある。
## 未解決の問い
- null と空の接続は、構造的ホモロジーとしてどこまで妥当なのか。
- 四句分別を展示空間に翻訳することは、龍樹の救済論的文脈をどの程度保持できるのか。
- 第四句を特権化する読みは、龍樹が避けようとした見解への固着にならないか。
## 関連
- [[計算機自然]]
- [[批判的デジタルネイチャー]]
- [[主体なき美の美学]]
- [[落合陽一]]
## 出典
- [[@2026__note__計算機自然からマタギドライヴへ - 自然の再審と脱人間知性的文明論の10年]]