# データセンターエネルギー消費モデリング ## 定義 データセンターエネルギー消費モデリングとは、データセンターを構成するIT負荷区画・内部電源調整システム(IPCS)・冷却負荷区画それぞれの構成要素の電力・エネルギー消費を数式やモデルとして表現する取り組みである。目的は内部設備の最適設計とエネルギー消費の抑制であり、精度と入手容易性(モデルパラメータ・変数の測定しやすさ)のトレードオフが応用領域ごとに問題になる(Source: [[@2021__ACCESS__A Review of Data Centers Energy Consumption and Reliability Modeling]])。 ## 未解決の問い - IPCS(UPS・PDU・PSU)の消費モデリングは、IT負荷・冷却負荷に比べて研究蓄積が薄い。IPCSの電力損失が信頼性(サーバー故障可能性)にどう波及するかを定量化するモデルは十分に整備されているか。 - 再生可能エネルギー生成やフリークーリング等のグリーン技術がエネルギー消費モデルの構造(パラメータ・項)自体をどう変えるか。 ## 未編纂の観察 - サーバー電力消費モデルは加算型・ベースライン-アクティブ型・回帰型・利用率ベース型の4群に大別され、精度が高いモデル(高次回帰・多重回帰)ほど適用が複雑になり、単純なモデル(利用率ベース)ほど適用が容易だが予測精度が落ちるというトレードオフが指摘されている(Source: [[@2021__ACCESS__A Review of Data Centers Energy Consumption and Reliability Modeling]])。 - データセンターの典型的な電力消費内訳はIT機器45%・冷却負荷38%・IPCS8%・ネットワーク機器5%・その他4%とされ、IPCSの比率(8%)は無視できない規模でありながら消費モデリング研究が手薄である(Source: [[@2021__ACCESS__A Review of Data Centers Energy Consumption and Reliability Modeling]])。 ## 関連 ## 出典 - [[@2021__ACCESS__A Review of Data Centers Energy Consumption and Reliability Modeling]]