博士論文とその執筆のための研究活動は多くの方に支えていただいたおかげで完成に至りました。この場を借りて、お礼申し上げます。
指導教員である岡部寿男教授には、大学院博士前期課程を中途退学したために修士学位を持たない私の博士後期課程への編入学を快く受け入れてくださりました。編入学の時期がちょうどCOVID-19感染症拡大の開始と重なり、対面でお会いする機会は少なかったですが、それでも不安のあった研究室での活動に私が困ることなく、ご指導いただきました。ここに深く感謝いたします。
宮崎修一教授には、ともすればシステム開発の実務の枠組みに囚われがちな私の研究内容を計算機科学一般のフォーマルな観点でご指導をいただきました。大変感謝いたします。
小谷大祐助教には、研究背景から技術的な内容に至るまで私が見落としていた様々な観点をご指導いただきました。心より感謝いたします。
岡部研究室の学生の皆様からは、素晴らしい研究成果から常に良い刺激をいただきました。感謝いたします。
岩下武史教授と首藤一幸教授には、博士論文審査委員として、博士論文の改善に繋がる価値のあるご指摘を数多くいただきました。
私が所属するさくらインターネット株式会社の皆様には、大学院への編入学と研究活動を支援いただきました。ここに、感謝の意を表します。
さくらインターネット研究所の所長の鷲北賢氏には、私がさくらインターネット研究所に配属となった際に、大学院への進学を勧めてくださいました。
松本亮介博士には、エンジニアであった私に学術研究という道を示していただきました。それだけでなく、編入学にあたって研究室を紹介していただき、初期の研究内容に関して詳細なご指導をいただきました。
鶴田博文氏には、機械学習という私にとって未知の分野に取り組む上で、機械学習の専門家として、数多くの有意義な議論にお付き合いいただきました。
同所属の菊地俊介氏、熊谷将也博士、中田裕貴氏、小西史一博士、朝倉恵氏には、研究活動について日頃から議論にお付き合いいただきました。
客員研究員である青山真也氏には、Kubernetesなどクラウドネイティブ技術の深い見識からご助言をいただきました。
私が以前所属していた株式会社はてなの皆様には、博士論文のテーマであるテレメトリーシステムとそれにまつわる3つの課題に取り組むきっかけを与えてくださいました。はてなでの実務経験があってこその博士論文に仕上がりました。
特に、本論文の元となる論文の共著者である、古川雅大氏、脇坂朝人氏、濱田健氏、松木雅幸氏には、実務だけでなく論文執筆を通じた議論にお付き合いいただきました。
心より感謝いたします。
本論文の元となる論文の共著者であるトヨタ自動車株式会社の阿部博博士とNTTデータの小林隆浩氏には、初期の研究の論文執筆において有意義な指摘をいただきました。感謝いたします。
GMOペパボ株式会社 ペパボ研究所の三宅悠介博士、酒井敏彦氏、渡辺龍二博士には、博士課程研究という孤独な旅路の同士あるいは先達として、定期的に情報交換していただき、励みになりました。心より感謝いたします。
情報処理学会 インターネット運用技術研究会の皆様には、博士論文を構成する3つの貢献について、それぞれ研究会で議論させていただき、有意義なご指摘を多数いただきました。
また、ソフトウェアエンジニアコミュニティ、特に私が専門とするSite Reliability Engineering (SRE)のコミュニティの皆様には、カンファレンスやミートアップ、SNSなどを通じて、私の研究内容やそれに関わる発信に対して有意義なコメントをいただくとともに、皆様の発信内容を通じて多くのことを学びました。ここに、感謝の意を表します。
最後に、博士論文に至るまでの長きに渡る研究生活を支えていただいた家族、友人、現職・前職の同僚に心より感謝いたします。