## Memo
## Abstract
Infrastructure as Code([[IaC]])において、状態の照合は、インフラストラクチャを変更する前に、インフラストラクチャの状態を照会し比較するプロセスである。状態の照合は、IaCベースのコンピューティング・インフラストラクチャを大規模に管理する上で極めて重要であるため、状態の照合に関連する欠陥は、大規模な結果を引き起こす可能性がある。状態照合の欠陥、すなわち状態照合に関連する欠陥の分類は、状態照合の欠陥の性質の理解に役立つ。我々は、5,110件の状態照合の不具合を対象とした実証研究を実施し、質的分析を適用して状態照合の不具合を分類する。特定された欠陥カテゴリーから、大規模言語モデル(LLM)用のプロンプトを設計するためのヒューリスティックを導き出し、それを状態照合の検証に利用する。
我々の実証的研究から、状態照合の欠陥の8つのカテゴリーを特定した。そのうちの3つは、以前に研究されたソフトウェアシステムでは報告されていないものである。最も頻繁に発生する欠陥カテゴリーは、インベントリー、すなわちインフラストラクチャーのインベントリーを管理する際に発生する欠陥カテゴリーである。ヒューリスティックスに基づく段落スタイルのプロンプトを含む[[LLM]]を使用して、我々は9つの未知の状態調整欠陥を特定した。我々の発見に基づき、研究者と実務家に対する一連の提言を提供することで、本稿を締めくくる。