## Memo
## Abstract
我々は、システムの因果グラフを抽象化した場合にのみ、観測時系列から介入効果の全容を同定できる問題を研究する。具体的には、すべての遅れのある因果関係を統合するが、遅れのある因果関係と瞬時の因果関係を区別する拡張要約因果グラフと、因果関係間の遅れを示さない要約因果グラフである。我々は、拡張された要約因果グラフにおいて、全効果が常に同定可能であることを示し、要約因果グラフにおける同定可能性のための必要かつ十分なグラフ条件を提供する。さらに、全効果が識別可能である場合にはいつでも、その推定を可能にする調整セットを提供する。