[LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する - インプレスブックス](https://book.impress.co.jp/books/1118101029)
## 紹介
組織パフォーマンスの改善策を科学的に探る!―本書は、数年にわたる科学的で厳密な調査研究を基に、開発組織を改善するために必要な仕組みを解説しています。LeanやDevOpsといった開発・運用スタイルが、組織文化、リーダーシップ/マネジメントとどう関連しているかを明らかにし、パフォーマンス向上を促すケイパビリティ(組織の様々な機能・能力)を示しました。本書の内容は、パフォーマンス向上の原則を最も信頼のおける形で示しており、ITに関わる方々に限らず、多くの人々にとって意義深い一冊となっています。
## 目次
### はじめに
慣例上、学問の世界でしか用いられてこなかった厳格な研究方法を用い、結果を産業界にも公表することで、ソフトウェアの開発とデリバリの状況を改善すること。
■第1部 調査結果から見えてきたもの
第1章 業務を加速させるということ
「成熟度」ではなく「ケイパビリティ」に焦点を
エビデンスに基づいた変革のキーはケイパビリティ
…
第2章 開発組織のパフォーマンスを計測
従来の測定手法の問題点
望ましい尺度
…
第3章 組織文化のモデル化と測定、改善の方法
組織文化のモデル化と測定
組織文化の測定
…
第4章 技術的プラクティス―継続的デリバリの基本原則と効果
「継続的デリバリ」とは?
継続的デリバリの効果
…
第5章 アーキテクチャのキーポイント
システムのタイプとデリバリのパフォーマンス
注力すべきはデプロイとテストの容易性
…
第6章 デリバリライフサイクルに情報セキュリティを組み込む
情報セキュリティのシフトレフト
「セキュアなソフト」を目指す動き
第7章 ソフトウェア管理のプラクティス
リーンマネジメントのプラクティス
負担の軽い変更管理プロセス
第8章 製品開発のプラクティス
リーン製品開発のプラクティス
チームによる実験
…
第9章 作業を持続可能にする―デプロイ負荷とバーンアウトの軽減
デプロイ関連の負荷
バーンアウト
第10章 従業員の満足度、アイデンティティ、コミットメント
従業員ロイヤルティ
組織文化と帰属意識の改善
…
第11章 変革型リーダーシップとマネジメントの役割
変革型リーダーシップ
管理者の役割
…
■第2部 調査・分析方法
第12章 統計学的背景
第一次調査研究と第二次調査研究
質的と量的の2種類の調査研究
…
第13章 計量心理学入門
潜在的構成概念をもつデータの信頼性
潜在的構成概念は測定対象に対する考察を促す
…
第14章 アンケート調査を採用する理由
データの収集と分析を素早く行える
システムデータを用いたシステム全体の測定は困難である
…
第15章 データの収集方法
■第3部 改善努力の実際
第16章 ハイパフォーマンスを実現するリーダーシップとマネジメント
ハイパフォーマンスなチームや組織を実現する管理体制
リーダーシップの変革、マネジメントの変革、チームプラクティスの変革
第17章 おわりに
付録A 改善促進効果の高いケイパビリティ
付録B 統計データ
付録C 本調査研究で使用してきた統計的手法
## レビュー文献
- [『LeanとDevOpsの科学』まとめ - Qiita](https://qiita.com/takeshi_nozawa/items/c115379fafeb263ed807)
- [[『Lean と DevOps の科学』って教養ないと理解できないじゃん!っていう話]]