ANSI/ISA-18.2 プラントにおける監視・運用機構のための標準。
- アナログの時代はアラームがなってないかどうかが健全性をみる。制御の柔軟性がなかった。
- デジタル時代 コンパネを自由にプログラムできる。アラームを無償で追加可能。全アラームがデフォルトで有効に。00年代は4000個を超える。
- 課題1: アラームが鳴りっぱなし。対処能力を阻害する。
- 課題2: アラームが誰でも変更できてしまう。
- USでは90年代から問題認知 ⇒ 09年ANSI/ISA-18.2制定
- 7つのステップ
- 1. アラーム哲学
- アラームの選択,優先順位の設定,コンフィグレーション,レスポンス,処理方法,システム監視
- 2. データ収集とベンチマーク
- 3. Bad Actorアラームの解決 (ここまでで問題の50%は解決できる)
- 4. アラームの文章化・合理化
- 5. アラームの監査
- 6. リアルタイム・アラーム管理の実装
- 7. システムを管理・運用し続ける
監視した結果をもとに制御する仕組みが整えられていて,そういったシステムを[SCADA](https://ja.wikipedia.org/wiki/SCADA)や[DCS](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E6%95%A3%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0)と呼ぶらしい。インターネットとかクラウドの分野では,監視情報を制御に利用するというのは研究レベルではいろいろ取り組まれているけど、実際に利用されているのは,TCPの輻輳制御とか仮想サーバのオートスケールぐらいで、まだまだこれからなので、参考になった。