[[📘本を読む本]]
## レベル1:初級読書
- 個々の言葉やセンテンスを理解すること
## レベル2:点検読書
- 限られた時間内に一冊の本からできる限り多くのものを引き出す技術
- 1. それはどんな種類の本か
- 2. 全体として何を言おうとしているの
- 3. そのために著者は、どのような構成で概念や知識を展開しているのか
## レベル3:分析読書
- 第一段階 概略
- 第一規則:何についての本であるか見分ける(本を分類する)
- 第二規則:その本全体が何に関するものかを、できるだけ簡潔に述べる。
- 第三の規則:アウトラインをつかむ
- 第二段階 解釈
- 第一規則:キーワードを見つけ、著者と折り合いをつける
- 第二規則:重要な文を見つけ著者の主要な命題を把握する
- 第三規則:一連の分の中に著者の論証を見付ける。または、いくつかの文を取り出して、論証を組み立てる
- 第四規則:著者の解決が何であるかを検討すること
- 第三段階:批評
- 第一規則:まず、<この本がわかった>と、ある程度、確実に言えること。その上で、<賛成>、<反対>、<判断保留>の態度を明らかにすること」である
- 第二規則:反論は道筋をたててすること、けんか腰はよくない
- 第三規則:反論は解消できるものだと考えること。
- 理性のある人間なら、必ず同意に達することができる。この「できる」というところが重要で、同意「する」のではない。理性ある人間なら、相手に同意「できる」、ということに注目してほしいのである。
- 「いかなる判断にも、必ずその根拠を示し、知識と単なる個人的な意見の区別を明らかにすること」
## レベル4:シントピカル読書
- 同一主題について二冊以上の本を読む方法
- 第一段階:関連箇所を見つけること
- 第二段階:著者に折り合いをつけさせる
- 主題について、特定の著者に偏らない用語の使い方をきめ、著者に折り合いを付けさせる。
- 第三段階:質問を明確にすること
- 第四段階:論点を定めること
- 第五段階:主題についての論争を分析すること
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