## 英訳
1. 日本語をDeepLにかける
2. 翻訳結果をGrammarlyに貼り付けて,指摘箇所を修正
- Grammarlyは最近はmacOSアプリがでていた.
- Free Planで利用している.
3. 専門用語に間違いがないか,日本語からの直訳になっていて英語として不自然でないかを1文1文チェック
- 日本語では書いていなかった主語を追加する.無生物主語の利用など.
- 接続詞の多用を修正する
- Google Scholarで英文例をチェックする
- [[日本人研究者のための論文の書き方・アクセプト術]]を参考にする
- 例文検索サイトのLudwigを活用してみたいのだけど,まだあまり使えてない
- 類語や対義語を調べるシソーラスとして,[Power Thesaurus](https://www.powerthesaurus.org/) がよさそう
4. アカデミック専門の英文校正サービスで校正してもらう
- HGC(旧名クディラ)を使う [創業1969年 英文添削・論文翻訳・語学研修ならヒューマングローバルコミュニケーションズ](https://human-gc.jp/)
## 書籍
DeepLやGrammarlyでは対応できない、論文にふさわしい簡潔な表現に直していくために、論文誌の編集などに長く携われている著者の書籍を読んでみた。実は、1年半ぐらい前に買っていてある程度通読はしていたものの、実践しながらでないとなかなか身につかなかったので、実践しながら再読していた。
[[日本人研究者のための論文の書き方・アクセプト術]]
この本で序盤で新鮮に感じることは、センテンスの語順にも法則があるということだ。読者の理解にとって重要な情報を、できるだけ早く、関連する情報の近くに配置する。具体例は次の通り。
- 主語と動詞を離さない。主語を後置で説明を加えていくと主語が長くなって、情報提示が遅くなる。
- 否定後はできるだけ文頭に置く。
- 理由を述べる前に目的を述べる。
センテンスの長さにも具体的な指標がある。アカデミックライティングでは、 25 words / sentenceが上限の目安。パラグラフの長さは、75 - 175 words。
あとは、パラグラフの構成として、パラグラフの最初の1文に、トピックセンテンスをもってくるというテクニックがある。トピックセンテンス自体は、理科系の作文技術など、様々なところで紹介されている。しかし、パラグラフの一文目が唐突になりやすい気がしていて、あまり実践できたことがない。
全体的に、新規の情報を具体的かつ早く、簡潔に読者に提示して、読者を退屈させずに読ませることが徹底されている。また、ジャーナルによってはこういう規定があるので、その規定に従おうといった、特定のスタイルを押し付けない公平な書き方にも好感がもてる。