ドラゴン桜の第2期がドラマ化されたので,ドラゴン桜2のマンガがKindleで,直近2巻より前まで1円セールをやっていたので,全巻買って読んだ.マンガを読むと,2005年の第1期のドラマが懐かしくなってしまって,土日にいっきに全エピソードを観てしまった.
第1期のドラマは,05年に観たのか,その後の07年か08年あたりの再放送を観たのか記憶が定かではない.05年に観たのであれば,ちょうど高校受験のときになるし,07,08年なら大学受験のときになる.
自分にとってこのドラマは,学生時代のがんばれた自分とがんばれなかった自分を同時に想起させる.高校受験のときは,当時の住所と家庭環境で狙いうる一番の難関校を受験するために,ひたすら勉強して合格できた.普通の公立中学にいたので,そういった難関校を目指す人というのは学校にはほとんどいなくて,周囲がやっていないような特別な努力をする必要があった.
それに比べて,高校時代は周りのレベルがすごく高くて,当たり前に京大を志望する環境だった.そのせいか,自分で目標をもってやっているというより,周囲にあわせて勉強していたのだと思う.世間的評価として悪くはない結果だったはずなのに,その時期のことはどこかで影を落としていた.大学時代でもそこそこ勉強はしていたが,そこそこ程度で,あまり熱心に勉強できたとは言い難い.アカデミックなことをいろいろと学びたかったような気がするのだけど,講義の課題をやるだけになってしまっていた.
それはやっぱり,もっとがんばれたのに,がんばれなかった記憶として残っているからだ.がんばらなかったわけではなかったけど,明確な目標がなく宙ぶらりんな状態だった.
ドラマを観て,がんばれたことも,がんばれなかったことも,忘れたと思っていても,心のなかにはずっと残っているんだなと気付かされた.