[ユニコーン企業のひみつ](https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119465/) ## メモ 組織として,いかに効果的に学習(問い・仮説・検証ループを回す)を積み上げられるかが成功の鍵をにぎりという主張のもとに,そのノウハウが記述されている. 直観的にテック企業で取り組んでいけば良さそうなことが書いてあるのだけど,ある解決法があって,それでうまくいったと書いてあって,解決法とその結果に本当に因果関係があるのかとか,批判的に読むとちょっとよくわからない書き方になっている.したがって,この本の内容を自分たちの組織に適用するときには,本当に自分たちの組織の問題に適合する解決法なのかを自分たちで検証していく必要があると思う. ## 1章 スタートアップはどこが違う? - スタートアップは学習する機械である - 問いからはじめて,仮説 - 検証ループから回す - 権限をあたえて信頼する ## 2章 ミッションで目的を与える プロジェクトではなく,ミッションベースで進める ![[Pasted image 20210429143507.png]] - イテレーションを重ねる - チームがバックログをもつ ## 3章 スクワッドに権限を与える スクワッド(Squad): 少人数の,自律した,必要な権限を持ったチーム 計画よりもインパクト MVP(Minimal Viable Product、実用最小限の製品)をできるだけ 早くリリースする スクワッドは手を動かす人だけで編成される - プロダクトオーナー,デザイナー,テスター,エンジニア. - プロジェクトマネージャー,スクラムマスターはいない - スクラムはやっていないが,アジャイルコーチは重要 - 手を動かしつつ,プロマネやスクラムマスターもやる - プロダクトマネージャー - スクワッドが何をするのかを導くことに責任をもつ. - Spotifyではプロダクトマネージャーをプロダクトオーナーとよんでいた - データサイエンティスト - メトリクスの決定,フォーマット,仮説をたてる.統計的有意,データ分析,レポート,サマリー,ダッシュボードなど 分離されたアーキテクチャ - 並行で同じプロダクトに取り組む - リリースを分離できる - メンテナンスとデバッグが容易 - 爆発半径を抑える スクワッドの名前を楽しく