
土屋 師子生(アリスタネットワークスジャパン合同会社)
|13:30|14:30
2024.11.202024.12.03
### 概要
中央集権や地方分権(分散政権)を繰り返す、日本や世界の歴史の様にコンピューターの世界でもメインフレームによる集中管理
パーソナルコンピュータの普及による分散処理、クラウドの普及による集中管理そしてIoTやエッジコンピューティングによる分散処理
の様に歴史を繰り返しています。
さて、ネットワーク機器ではどうでしょうか?
ネットワーク機器にはコントロールプレーン/制御部,データプレーン/転送部,マネージメントプレーン/管理部が存在します。
それぞれについて分散処理や中央処理のメリットに関して考えてみました。
ネットワーク運用者の皆さんと議論できれば嬉しいです。
### 議論ポイント
添付資料の通りにはなりますが、新しい考え方やソリューションが出てきた時に管理部/転送部/制御部など本来別々なものを同じ様に議論を進めてしまう人が多いかと思います。また、分散や集中の開発が進むにつれて採用していくタイミングなどにより、悪いイメージを持って採用をやめたり、その実装ありきで固まった認識になった人たちもいると思います。JANOGというコミュニティの幅広さで認識が改善されたり
質疑の中でそれらの認識の齟齬が改善されたら良いなと考えています。
### 場所
第3展示場B
### 日時
Day2 2025年1月23日(木) 13:30~14:30(1時間)
### 発表者
土屋 師子生
Shishio Tsuchiya
アリスタネットワークスジャパン合同会社
### 公開資料
[事前公開資料](https://www.janog.gr.jp/meeting/janog55/wp-content/uploads/2024/11/janog55-center-shtsuchi-pre.pdf)
## メモ
- 日本においては飛鳥時代の大宝律令と明治維新が大きく中央集権した時代
- ルータ
- コントロールプレーン/制御部
- フォワーディングプレーン/転送部
- マネージメントプレーン/管理部
- 多ノードを抽象化し一台の様に見せる
- かつて一世を風靡したOpenFlow
- シャーシ同士をつなげるプロトコル。
- 集中管理をしたい。
- スタックがやりたいわけではない。集中管理がやりたい。
- オーケストレーターで、コマンド一個打つとすべてのfabricへ。
- インターフェイスの使用率など一箇所でみたい。
- Data Lake
- 構造化データ、半構造化データ、非構造化データ
- AI/GPTの活用
- AVA
- 結論
- マネジメントプレーン
- 分散で良いけど、集中管理が出来るべき
- データプレーン
- 分散が良いけど、協調して動くべき。
- コントロールプレーン
- スケールや耐障害性のことを考えれば分散であるべき。